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流されることも能わないなら、 ただどこまでも穴掘って逃げる
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Valerie and her week of wonders (Valerie a tyden divu) - Trailer 昨夜DVDで観た映画。原題の"Valerie and her week of wonders"(直訳すると「ヴァレリエの不思議な一週間」)に対し「闇のバイブル 聖少女の詩」というあまりにもあんまりな邦題が付けられて不憫極まりない、1970年作のチェコの作品。明らかにエロとホラーの部分しか見られてない邦題だけど、まあ確かにいい塩梅にエロいんだけど、しかしただのエロ映画にはあらず。同郷の前衛詩人ヴィチェスラフ・ネズヴァルの同名小説を元にした幻想シュールレアリズム映画であり、同時にゴスロリ映画の傑作として半ば伝説と化していた作品らしいです。(余談だけど、カレル・チャペックのSF小説「山椒魚戦争」の訳者解説によると、ネズヴァルはチャペックのサロンにもよく顔を出していたらしく、同時に熱心な共産党員でもあったそう。)日本版DVDは「チェコ怪奇骨董幻想箱 vol.1 GOTH-BOX」に収録されてます。 しかし怪奇・ゴシックとロリータの両要素がこれ程の次元で融合している映画は結構珍しいと思う。初潮を迎えた13歳の少女、野原を歩く彼女の足を血がつつと伝い、足元の真っ白な花にぽたりと垂れる、そんな序盤のワンシーンからもうエロスと妖しさと美しさが全開。性の目覚め・成熟に対する恐れと興味と、同居する祖母の老いへの恐れ。どこまでが現実なのかも判然としないシュールレアリスティックな官能的怪奇世界はテリー・ギリアム的でもあり、シュヴァンクマイエル版「アリス」的でもあり。驚異的なゴスロリ映画。 主演のヤロスラヴァ・シャレロヴァがいろいろな意味で凄かったので調べてみたら当時14歳。14歳にここまで演じさせるってなんちゅう国だ。 「アリス」しかり、「ひなぎく」しかり、チェコの少女映画ってほんとレベル高いな。 さて、本当はトレーラーと感想のみのつもりで記事を書いてたんですが、いまいろいろ検索してたらYouTubeに英語字幕版がまるっと上がってるのを見つけてしまったので一応それも載せておきます。 Part 1 Part 2 Part 3 Part 4 Part 5 Part 6 Part 7 Part 8 Part 9 <追記: 2010/11/08> 上記リンクはとっくに消えてますが、最近別の場所に上がっているのを見つけたので貼っておきます。 >> stagevu.com : Valerie and her week of wonders (1970) - Morticom.com (English Subs) * コメント *
お久しぶりです。すごくいい。すごくいいです。本当つぼでした。全部観てしまいました。こんな時間になってしまいました。毎日楽しくチェックしています。という安易な表現ですが本当そうなんです。では。
>じたくん
元気にやってますか。じたもこういうの好きそうね! 毎日楽しくチェック、ありがとう!でもだいぶほっといてたから、毎日チェックしてもそんなに楽しくなかったんじゃないかなあとお兄さんは思います。 いきなり失礼します。
前から気になっていた映画だったので、このお正月に論文書いてみました。念のためネットで認知度を確かめていたら、こちらの書き込みを今発見しました。下のブログに考察の内容をアップ中ですので、ご覧頂ければ幸いです。 http://antifantasy2.blog01.linkclub.jp/index.php?blogid=1214&archive=2011-1-18 こんにちは、コメントありがとうございます!
ここまで詳細に考察されたものは初めて拝見しました。力作ですね。 かなり細部まで踏み込まれていて、記憶の薄れている部分を追体験しながら読ませていただいてます(まだ途中ですが)。 僭越ながらTwitterのほうでも紹介させていただきました。 http://deadcalm.blog52.fc2.com/tb.php/585-8ac947b3 * トラックバック *
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